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パラレルワールド

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ヒロ君はお父さんとお母さんと三人で仲良く暮らしています。
でも、お母さんにはお父さんが見えないのです。
「アリス殺し」シリーズが大好評の奇才・小林泰三が贈る、
不可思議な世界と、家族の、少年の成長の物語!
若い夫婦と五歳の一人息子が、地震と洪水が重なった大災害に襲われる。
その時、一方の世界ではお父さんが亡くなりお母さんが生き残った。
もう一方の世界ではお母さんが亡くなりお父さんが生き残った。
息子のヒロ君はこの二つの世界を同時に生きていた。
大災害で崩壊した家族を蘇らせるためにヒロ君は……。

276 pages, Paperback

Published July 12, 2018

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Yasumi Kobayashi

60 books4 followers

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Profile Image for Erika.
2,840 reviews90 followers
December 26, 2021
アリス殺しの作家だったので、あまり期待せずに読み始めた。
けれど、そのせいもあってか、かなり楽しめた。
(勿論、私の大好きな「パラレルワールド」ネタだから、というのもあるだろうけど)
1部は、東日本大震災の津波と地震の恐怖を体験しているかのような、リアルな、そしてそれでいて、登場人物達の「まさか自分が」という切り離された感情も上手く描かれている、災害の描写で、読んでいて辛かった。
勿論、そこで、裕彦がどのようにして二つの世界を見られるようになったのか、そしてそれに戸惑う両親が描かれる。
(東日本大震災を連想したのも当然で、はじめはこの物語は、東日本大震災を対象とした英語によるチャリティアンソロジーの為のショートショートだったらしい。読んでみたい。)
2部は同じ状況に陥りながら、全く違う人生を歩んだ人の話。
この二つの物語がうまく融合して(まぁ、ドラマチックな演出もあるけれど)、手に汗握るスリリングな展開を見せながら大団円に進む感じがカタルシスだった。
最後のほうには、小林泰三らしい、グロい表現もあったが、今回はその部分もすごく楽しめてしまったし、「悪役」の結末で、このバージョンの「パラレルワールド」がどのように機能するのかも分かって面白かった。
当然ながら、最後の方に予想してなかった捻りがあるんだが()、それも嫌味な感じでなく、うまく捻りが開示されてて、読みやすかった。
また、というひっかけもあって、いちいち自分の今まで読んできたものを疑ってしまったりした。
裕彦が成長した時に、このパラレルワールドがどう影響与えるのか、クラスメイト達に彼はどう見えるのか、そういう事が知りたくなった。(けど、それじゃそのまんまラノベの題材になりそうだ)

表紙の絵はダサいし、物語的にも別に目新しいものではないけれど、想像していたよりはるかに楽しめたし、一瞬で読めたので、☆4つ。
4時間前に図書館から借りてきたばかりだが、もう読み終わってしまった…

メモ:
Lucius Malfoy役の人と13Reasons Whyの主役が出てるTVドラマで同じような並行世界の話なかったっけ...2012年の「Awake」だ!
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