Erika2,840 reviews88 followersFollowFollowApril 5, 2021本屋の新井が面白かったので、借りてみた。今回も、友人との会話や自分の脳内の脱線の仕方と全く同じ感じでエッセイが綴られていて、読んでいてすごく楽しい。さすが同年代で同性で同じく本好きで独り身な人が書いただけある。話題のベストセラー本を本屋で買わずに「エア行列」する、と言う言い方とか(私エア行列の常連だ)、女性向けのエッセイは、作者のプロフィールを見て自分より年下だと、ケッ思う。なーにが、と思う。なんて、言われて見て初めて「そういやそうかも」と思ったし、例えて言うなら、世界で1番大好きな人と一年ぶりに会えた笑うせぇるすまんのような笑顔だ。なんて吹き出してしまった。孫の結婚式に出席する、小さいけれど貫禄のある祖母のような園児なんかは、眼に浮かぶ。それと、マイナンバーカード交付の云々なんて、私もちょうど今週の金曜日に交付してもらいにいくので、そこまでに至る作者の思考の過程に激しく共感。(私も通知カードがマイナンバーカードなのかと思ってたし、カードの申請をした後カードが自宅に送られてくるのかと思ったら、交付通知書で、「え、わざわざ平日に取りに行くのかよ」と思った。幸い、去年から在宅だし、有給を使わずにいけるけど。)とりとめのない脱線に次ぐ脱線で、読んだ内容をまとめるのは難しいけれど、どのページも読みやすく楽しい本だった。星4つなのは、表紙の絵が嫌いなので。ダサい。なんでつまらない広報誌か教科書のイラストみたいな絵を微妙に小さく表紙に使ったんだ?わからん。non-fiction
s184 reviewsFollowFollowMarch 2, 201820180302#探しているものはそう遠くないかもしれない #新井見枝香 さん #読了すんごいおもしろい!一度だけご本人にお会いしたことがある。超新人書店員だった頃。作家さんの新刊の集いで先輩の後ろをくっついていた。慣れない場で緊張はずっと解けなかったが、新井さんと話してる時はなぜか安心できた。できたらもう一度お会いしたいなぁ。その安心感はそのまま文章に出ていて、ただおもしろいだけでなくどこかしらホッとしながら読めるエッセイだった。第2弾あるかな、楽しみ。j-books nonfiction
誠一 加藤34 reviewsFollowFollowMay 20, 2019エッセイで大事なのは共感と嘘をつかないこと!ほぼ同世代の新井さん。予備知識なしに読みました。バンドマンだった自分にはツボに入るポイントが多々ありました。支離滅裂に脱線する話の軌道修正に笑いました。特に「おっぱい」の話が大好きで思わず画像探してしまいました。同年代の僕も全然中学生のままでした。ピックに群がる屍ですが、あれは人気のある人の特権で、普通のアマチュアバンドがガラガラのフロアで同じことをしていて、誰も拾うことなく、自ら回収していた、ただ滑りの本当の地獄を思い出しました。そんな愛しい人達も思い出させてくれる、愛しいエッセイです。本が好き!倶楽部せいちゃん