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<本格ミステリ大賞受賞作!>
深夜、悲運のアイドルの亡霊は鉄骨を片手に街を徘徊する。
その都市伝説の名は――鋼人七瀬。

「そんなのは推理じゃなくて、欺瞞じゃない!?」
真実を求めるよりも過酷な、虚構の構築。
自身もまた怪異的な存在である岩永琴子の推理と知略は
本物の怪異が起こす事件を止めることができるのか!?

終始ゾクゾクしっぱなし……息もつかせぬ物語とはまさにこのことだと思います。意外な展開、予想外な事実、桁外れな人物、奇妙な現実、異様な虚構、奇想天外な“戦い”――。絶妙に狙い澄まして放たれる数々の“驚き”の奔流に溺れそうになりましたが、エラ呼吸を会得することでどうにか事なきを得ました。
のちの半魚人である(←新しい都市伝説)。
――『僕は友達が少ない』の平坂読氏推薦!!

「本格」の今後が有する可能性を大きく押しひろげた一作(作家・氷川透)
ただただ作者の才能に嫉妬するばかり(作家・黒田研二)
おおおお前を倒すのはこの俺だ!(作家・汀こるもの)
内奥に錨を下ろした論理、奇矯でありながらつらぬかれたロジック。破格のミステリ(作家・辻真先)
辻褄の合った論理こそ、時には真実から最も遠ざかるものではないか――(書評家・千街晶之)
驚きを通り越して爽やかな敗北感さえ抱かされた(作家・太田忠司)
「真相」の意味について刺激的な考察を展開(作家・大山誠一郎)
「本格ミステリのロジック」の持つ魅力と危うさを純粋培養したような小説(作家・光原百合)

400 pages, Paperback

Published December 15, 2015

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About the author

Kyo Shirodaira

171 books28 followers

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Displaying 1 - 4 of 4 reviews
Profile Image for Erika.
2,840 reviews90 followers
June 19, 2020
なんか微妙でイマイチな本だった。
まずアニメを観てみて、面白い材料が色々あるのに、話が途中すっぽり抜けてる気がする、でも原作は「本格ミステリ大賞受賞」作品だし、もうちょっとこのスカスカな物語に面白い肉付けがされてるんだろう、と思って読み始めた。
でも、読み終わった今は、あのアニメは原作にとても忠実なんだとわかった。

というかむしろ、アニメは図書館で戦うシーンと大蛇の話を「鋼人七瀬」の前に持ってくる事で、「一つ目一本足のおひーさん」の妖怪達の世界での立ち位置等(そして「虚構推理」がなんなのか)を、わかりやすく説明してくれる、導入の役割を果たしてたんだ。

だが、この本は、図書館で九郎が「妖怪変化を2種類くらい食べたんだ」というシーンからすぐに2年飛んでる。
その間にどうやら九郎と岩永は信頼関係を築き、いい相棒になったようだけど、全て取って付けた感がある。
それに、え、恋人なの?本当に?九郎が「いやいや付き合ってる」的な雰囲気を出しまくってるけど??
よく分からん。作者、何がしたいんだろう。
そして「破瓜の痛み」だとか「矜持」だとか、そんなもったいぶった言い方、厨二病全開。

それと、物事の描写の仕方。Show not tellの真逆を行ってる。
例えば六花は、「平穏に生きるには関わらない方が良さそうな女性」等々説明されてるけど、読者には一切伝わってこない。むしろ、ステレオタイプな(それこそアニメのキャラのような)人物を想像せざるをえない。それと、読者にはなんのヒントも与えずに、変にチラ見せするだけで、「謎」感を出そうとするから、手抜きに感じる。そしてなにその取って付けた感じ。

つい色々貶してるけど、妖怪の世界のウンチクは結構面白い。
死ぬ前に必ず当たる不吉な予言をする件の肉、不老不死の人魚の肉、そしてそれを食べた人の運命…
一眼一足の神、というコンセプトも面白い。(そしてアニメだと妖怪たちが可愛い)
あと、「真実ではなく、あくまで物語的な真実」を、「かまいたち」を使って説明しているのは面白かった。
(i.e.超常現象が力を失ったのは、「真空刃」という疑似科学の説が大勢の人に支持されたから。どっちも嘘だけど、皆に受け入れられやすい方が「事実」となる。陰謀論とか連想した。)

けれど!
やっぱりこの面白い要素も、Executionがうやむやで、つまらなくなってる。
例えば九郎の体質。

また、大筋の「鋼人七瀬」の解決=「真実ではなく、あくまで物語的な真実」を提供する、という物語としてクライマックス的な戦い(?)のシーン達も、「ここまで皆暇人か?ネットの掲示板の情報が、ここまで一瞬で多くの人間に影響与えるか?」と冷静に考えると、バカバカしくなってしまう。
まぁ、「超常現象が真実だけど、その真実が多くの人に受け入れられるとますます超常現象が力を持つから、真実味のある嘘を提供する」というのは、タイトルの「虚構推理」にぴったりだった。
(正直、アニメを見てる時はコンセプトも何も知らずに見たので、なぜ岩永がコロコロ「説」を変えるのかよく分からなかった)

あーそれと、九郎の元カノが魚や肉を食べられなくなった、とか、九郎とキスしたりするとその後吐いちゃう、とか、ちょっとよく分からん。そこまでトラウマになる経験したんだっけ?
それとも、彼女は妖怪への耐性が著しく低いのか。

…ついつい色々突っ込んでしまったけど、まぁ結局はラノベらしい、薄っぺらい、厨二病的な、中身じゃなくて付属品が豪華な話だった。


最後に:
拝啓、本が売れませんで書いてあった、「ラノベっぽさ」がぴったりくる。
ラノベっぽさは「キャラが立ってるかどうか」。このシリーズは、中身が薄いのにキャラは立ってる。
(義眼と義足で可愛い見た目で古めかしい喋り方をする頭脳明晰な良家のお嬢さん/不老不死・予知能力・妖怪達に恐れられる地味イケメン…)
逆に、同時並行で読んでる、谷崎潤一郎のSasameyuki: Zenは、キャラは立ってない。谷崎が意図的に中心人物たちの顔を想像できないように書いている(=読者が自己投影しやすいように書いてる)というのもあるけれど。これが「純文学」と「ラノベ」の違いか。

いい時間潰しになるアニメだった(EDがおしゃれ。というか、Cowboy Bebopぽく感じた)し、この本も、好奇心に負けて読んで見てよかった。↑「ラノベ」に関する考察に繋がったから。
…そして、折角図書館から借りてきたから、性懲りも無く「虚構推理」シリーズ2作目も見てみる。
だが人には勧められんな。
嫌いってほどではない「微妙」さなので、星2つ。

2020/6/19追記:
このシリーズの2作目?虚構推理 スリーピング・マーダーの方が、はるかに面白かった。
九郎・岩永に焦点を当てず、でもこの非現実的な設定を使ったまま、ある意味ちゃんとしたミステリーを捻ってる。「どうせつまらないけど乗りかかった船」と思ったけど、読んでみて良かった。
Profile Image for Kei.
792 reviews14 followers
April 11, 2020
正直、好きか好きじゃないかよく分からない。
一方、よくできていると思うし、色々考えられているし、良いこと言っているところも多いし、面白い設定も多いだが… 後半からはダラダラとつまらないくなって、人の感情にリアリティがあんまりないように感じていて(恋愛に対しても、人の死に対しても、虐待や傷とかに対しても)、その上で一番好きになりそうなキャラがサラッと殺されていて…その死に対しても誰も怒らなかったことが一番腑に落ちない。そもそも、六花が人を殺したのに、その責任がまるでとる必要がないように流されている感じがあまり理解できないので…色々と未解決感いっぱいのまま終わった。
Profile Image for Brilly Tsang.
101 reviews1 follower
August 5, 2021
I expect this to be an usual detective story but end up it's a super natural one with a funny sense of logical deduction resolution. The story is not very complex but it's out of expectation as well.
Profile Image for Vanessa.
662 reviews4 followers
July 9, 2024
A volte capita che, anche quando si tratta davvero della verità, questa non venga accettata. La "verità" che ognuno desidera è diversa. Ci sono anche "verità" che non si vogliono ammettere.


Questa è la prima opera che leggo tra i titoli portati in Italia dalla casa editrice Dokusho.
La storia è molto particolare, un mistery soprannaturale in cui folklore giapponese e poliziesco convivono assieme e si amalgamano bene tra loro. Lettura sicuramente godibile per gli amanti del genere, ma apprezzabile anche da chi non conosce nulla di tradizioni giapponesi grazie all'esaustivo glossario a fine volume.
La storia ha un suo inizio e una sua fine, ma il volume è solo il primo di una serie di light novel ancora in corso in Giappone. Speriamo di poter leggere al più presto altre avventure di Iwanaga e Kurou!
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